業界成長率No.1!国が後押しする社会貢献事業 放課後等デイサービスとは? ATカンパニー株式会社 代表取締役 浅野 忍圡 × ハッピーテラス株式会社 事業責任者 取締役 牛島 奈応子

放課後等デイサービスは、社会貢献度の高いフランチャイズに適した事業。現場と本部の役割分担でやるべき事に注力していく。

浅野

牛島さんが放課後等デイサービス事業であるハッピーテラスに参画されたきっかけは何でしたか?

牛島

代表の上岳史との出会いですね。接点は大学が一緒というだけですが、彼と話し、福祉事業の現状と今後やり遂げたい事業内容を知り、興味を持ちました。私はこれまで、経営コンサルティング会社でフランチャイズ分野のコンサルティングを主にやってきました。マッサージ事業や全国1,000店舗のフィットネスクラブ、全国1,500店舗まで拡大した大手焼き肉店などのチェーン展開に携わり、加盟店へのフォロー体制などのフランチャイズ本部の構築を手がけました。その当時、外食の中でも“高級”で家族ではほとんど来られなかった焼き肉が、ファミリー層の新たな団らんの場をコンセプトにチェーン展開したことで、沢山のお客様に喜ばれる結果となり、私自身大きな充実感を得ました。これまで、福祉業界に関わったことはありませんでしたが、ハッピーテラスはこれまでの経験上、フランチャイズに非常に適していると思いましたし、この事業において、自分の強みが発揮できると考えたのです。
私は、新しい仕事にチャレンジしようと思うとき、「事業内容が社会貢献していること」「一緒に働きたいと思う人がいること」「社長が魅力的であること」の3点を大切にしています。その観点においても、社会貢献度の高さや、社長の上と近い距離で仕事をしていける環境に可能性を感じ、ハッピーテラスは魅力的な事業だなと思いましたね。

浅野

放課後等デイサービスがフランチャイズに適している、というのはどのような理由からでしょうか。現在、放課後等デイサービスは全国に約4000事業ありますが、チェーン展開しているところはほとんどありませんよね。その点においても可能性のある分野だと思います。牛島さんはどの様に感じていらっしゃいますか。

牛島

そうですね。各事業所内で、子どものケア、教育プログラムの設計、経理関係の書類作成、親御さんへの対応などすべてを独自に行っているのが現状です。
福祉事業全体に言えることではありますが、この業界の仕事は「非常に責任が重く、正解のない仕事であり、労働時間が長いにも関わらず給料が安い」のです。放課後等デイサービスでも、子どもの対応以外にもやるべきことが山積みで、本来もっとも力を入れるべき「子どもたちの教育とそのプログラムの立案」に時間を割けない現実があります。だからこそ、本部がその部分を担うことでチェーン展開を推進していけると思っています。

浅野

放課後等デイサービスは、教育の機会を提供する場というより、一時的に子どもたちを預かる場となってしまいがちで、実際に多くの事業所でその様な光景が見受けられますよね。ハッピーテラスは、フランチャイズ化することで、本部では子どもたちのコミュニケーション力を上げるためのプログラム開発やスタッフ研修プログラムに集中できますし、現場ではその分、子どもたちと向き合う時間をとれるようになる。チェーン化して、しっかりと設計された教育とプログラムを全国一律で広げていけるという点で、他の事業所との差別化ができていると思います。

牛島

まさにそうです。ハッピーテラスが行おうとしているのは、教育プログラムの開発や運用のための研修、フォロー体制の強化、全事業所に共通したシステムの導入、など。請求書や親御さんへの連絡やお知らせ事項をシステムで一元管理できるだけで、日々の煩雑な仕事はかなり楽になります。現場のスタッフが、「子どもたちに接すること」に注力できる体制づくりを整えるためにフランチャイズは最適な方法だと思いますね。

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ハッピーテラスのゴールは「子どもたちの自立」。そのために、成長に合わせて4つのスキルをトレーニングしています。

浅野

ハッピーテラスの特徴、差別化のポイントは何でしょうか。

牛島

大きなポイントは、子どもたちに提供しているプログラム内容。もうひとつは施設の雰囲気です。 まず施設についてですが、大事にしているのは「清潔感」。これに尽きます。国立教室は、「普通の家と同じような空間を作る」ことを意識して内装を考えていきました。壁や床にモノがごちゃごちゃ置いてある場所で、子どもを学ばせたいとは思わないでしょうし、“子ども”だからといって、あまりに幼い装飾物を置くのも避けました。子どもとして扱うのではなく、一人の人間として尊重し接する意識が大切です。
「清潔感」という点では、働くスタッフにも、襟付きのシャツを着るように伝えています。そんな小さなことか…と思うかもしれませんが、襟付きのシャツを着ることでスタッフの気持ちもシャキッとしますし、スタッフがいい緊張感を持って子どもたちに接することで、その場の雰囲気も締まっていくのです。良い組織風土を作ることで、利用者である保護者や子供たちにも良い影響を与えています。サービスの精神をもって運営することが福祉事業において重要だと考えています。

浅野

そうですね。子どもたちにとっては、ハッピーテラスにいる大人が見本になりますしね。では、もうひとつのハッピーテラス最大の特徴であるプログラム内容についても、具体的に教えてください。

牛島

ハッピーテラスがゴールとしているところは、子どもたちの自立です。そのためにまず、日常生活で「一人でできること」を増やし、その場その状況に応じた相手との適切なコミュニケーション力を高める訓練が必要になります。
ハッピーテラスでは、具体的に4つのスキルを身に付けるべくトレーニングしています。「留守番中に電話をとって伝言をきちんと記録する」「一人で買い物に行く」「他人に道案内をする」といった社会性スキル、生活スキルの育成。また、ゲームを通じて「失敗しても再チャレンジする」「勝つこと、負けることを覚える」「拍手して相手を応援する」などの学習スキルの育成や、30分間集中して話を聞けるようになる、簡単な運動で体力をつける身体スキルの育成などが、カリキュラムとして設計されています。
この「社会性スキル」「生活スキル」「学習スキル」「身体スキル」の4スキルをバランスよく育てていくことが、ハッピーテラス・プログラムの最大の特徴です。 子どもたちの強み、弱みをしっかりと見ながら、成長に合わせてテーマを選定しますが、大切なのは、できるまで繰り返し行うこと。「子どもは絶対成長する」というのがハッピーテラスの信念です。成功体験を積み重ね、子どもたちが自信を持って行動できるようになることが、自立への第一歩だと考えています。

浅野

ありがとうございます。フランチャイズに加盟するという事は、事業の成功要因であるプログラムの開発機能を本部にある種のアウトソーシングをしている事と同様ですからね。また、周辺環境や時流により成功要因は変化しますから、ハッピーテラスでは日々、プログラムの改善を行うわけですね。それでは今後、ハッピーテラスをフランチャイズ展開していく上で、どの様な方と一緒にこの事業を手がけていきたいと思いますか。

牛島

「生涯を通じて、この事業をやっていく」という覚悟のある方ですね。その覚悟がなければ難しい仕事だと思っています。また、子どもを子ども扱いせず、一人の人間としてフェアに接する事のできる方は、この事業に合っているのではないでしょうか。

ATカンパニー株式会社
フランチャイズという経営手法を駆使した経営支援を行う。企業・起業家に対し、無報酬でフランチャイズ情報の提供を行う独自のビジネスモデルを構築。
数多くの企業、起業家を成功に導いている。
  • 設立:2009年3月19日
  • 所在地:東京都千代田区外神田1-18-19 新秋葉原ビル 3階
  • 電話番号:03-3526-2980
  • 資本金:1,000万円(グループ全体4,200万円)