ご質問ありがとうございます。
いただいた情報だけですと、正直、どの様なアドバイスをして良いのか?答えに困るというのが本音です。
なぜなら状況により、対応は異なるためです。ただ、与えられた情報だけで考えるに、重要な問題は事前計画の半分程度しか収益が出ていないと言う点です。
事前の事業計画が大変魅力的で、仮に半分でも達成出来れば十分な成果であると判断できる場合もあります。逆に、当初の事業計画をシビアに見ているが故に、その半分しか達成出来ないと事業が成り立たないという事も考えられます。
何れにせよ、満足のいくレベルにない事は理解できます。結局のところ、業績の改善が求められているのであり、如何にしてその改善の実践が重要だと思われます。
その様に考えれば、業績が思わしくない原因は何であるのかを突き止めなければなりません。
その点においては、SV(スーパーバイザー)の活用を行うべきです。通常、SVは多くのFC(フランチャイズ)加盟店の実績や事例を見ています。
よって、一定の成功をおさめたFC加盟店が、どの様な理由で成功しているのかを把握しているはずです。
逆に言えば、成功しているFC加盟店の各種指標を見た場合、どのような事が出来ているのか? といった視点を用いて、自社の事業体との比較を行い、業績不振の原因を突き止めるべきです。通常、FC加盟店はLYT(ロイヤルティ)を支払っているのですから、徹底して、SVや本部を活用して、最短で成功する道筋を見出すべきです。業績の改善は本部の責任ではなく、加盟店の責務です。徹底して本部を利用し、自らを成功に導かなければなりません。
仮に、SV制度が十分でなく、しっかりとした体制がない本部の場合にはどうするべきでしょうか?
その場合には、成功している店舗、モデルとなるべき加盟店の情報を本部から共有してもらう事が重要です。実際に現場を見に行ったり、直接そのオーナーさんに話を聞いてみたり、PL等の数字を自社と比較したり、とにかく自社と成功している企業と比較を行う中で、改善点を見いだす事が重要です。結局のところ、業績の改善に近道はありません。凡事徹底により、経営の精度を高め、目標とする業績を達成する事が求められます。
FCは多くの事例が日々本部に集まります。その活用こそ、FC加盟する最大の強みであり、加盟店としてもその情報収集と活用を如何にするのかがFC加盟成功への第一歩と言えます。