弊社がご紹介している『TOEベビーパーク』事業に関して言えば、その経験の有無を問いません。基本的にFCビジネスの場合、その事業に関連した経験を問う事業は少ないと言えます。
一般的にFCシステムは異業種からの新規参入を促す側面が強く、結果として、未経験の方が加盟してもすぐに事業展開できる事が特徴として挙げられます。
その上で、FC選定における重要な視点を解説いたします。FCビジネスは先ほども解説した様に、過去の経験は問いません。しかし、そのFCビジネスに必要な能力、特性は明確に存在します。この点を見極める事こそ、FC事業選定の重要な視点の一つであると言えます。検討しているFC事業で求められる能力、特性をまずはしっかりと見極めておく事をお勧めいたします。
例えば、ダスキンというFCは営業系のFCビジネスです。よって、この事業で成功するには営業能力が求められます。現時点で営業経験が無くとも、営業能力を習得するというコミットが必要です。その他、女性専用フィットネスのカーブスなどの事業であれば、女性を顧客とし、従業員も女性です。よって、女性のマネジメントが重要な要素となります。女性のマネジメントを行えることが一つのポイントになる為、例えば、これまで男性しかマネジメントした事が無く、単に叱り飛ばすだけのマネジメント経験しか無い社長には向かない事業かも知れません。そう考えると、ご自身のマネジメントスタイルを変更する事が成功の為の第一歩となります。
それ以外にも、外食事業、特に客単価の低い事業であれば、経営管理項目は多数あり、10円、20円を積み上げる経営スタイルとなります。そうなりますと、日々の経営管理の徹底が重要です。そうした細かい経営管理が不得手な経営者の場合、収益を上手く上げられない方が沢山いらっしゃいました。
この様に見てきても、それぞれの事業において、求められる能力は異なります。したがって、ご自身の保有能力と経営の志向性も考慮しながら、参入する事業分野、選定する事業をしっかりと見極める事をお勧め致します。