FCの情報収集に関しては、2つの側面があります。それは、ネットとリアルであり、この両方の視点を持ちしっかりと情報収集する事をお勧めします。ネットでは、比較サイトなどの媒体や検索エンジンでの特定事業分野における検索によって、事業を探す事ができます。
さらには探した事業の評判を収集する事、またその事業が属する市場や産業の将来動向なども調査する事をお勧めします。
次に、リアルに関しては、知人経営者などからの口コミ情報や特定のFCを選定した場合、実際に取り組まれている方の生の声を聞く事は大変重要な活動です。ネットとリアル、双方からの情報収集を行う事で、より正確な事業判断材料を集めましょう。
その上で、事業選定のステップは、
① ターゲット事業分野の選定
先ずはどんな分野に進出したいのか検討しなければなりません。
ご自身の好みの分野なのか?本業の事業分野と相乗効果を見込める分野なのか?そもそも社会動向として、成長しそうな分野なのか?
何れにせよ、何らかの判断基準によってどの分野へ進出すべきかの検討を行います。
② ターゲット事業分野における事業の選定
次に、進出すべき事業分野を選定したら、その分野に属するFC事業を選定します。通常、複数のFC事業が存在するでしょうから、ネット等を活用し、どんなFCビジネスが存在するのか確認します。例えば、飲食事業分野といっても、居酒屋、カレー、とんかつ、ラーメン、喫茶・カフェなどなど様々な業態が存在します。また、同じ業態であっても、お酒を扱う業態、扱わない業態の特徴の違いがあります。
介護事業分野においても、デイサービスやリハビリ、グループホームなど様々な業態が存在します。先ずは、より詳細にどんな事業体に参加したいのか、絞り込む事が重要です。ただし、1つの事業分野に絞り込む必要はありません。複数の事業分野を見る事で、比較検討し、自社にあった事業分野を見出す事ができます。
③ 情報収集
実際に、事業分野を特定した後に、その事業分野で展開するFC事業についてネットなどを活用しながら、情報収集します。資料請求や実際に本部が開催する説明会に参加するなどして、具体的な情報収集を行います。その中で、より関心の高い事業に関しては実際に展開している加盟企業の生の声を確認することも大変重要な要素です。
④ 事業判断
以上のステップを踏まえ、収集した情報をもとに、最終的な事業判断を行います。より詳細な収集方法や判断の視点は、別のレポート、Q&Aにて解説しておりますので、是非確認の上、参考としてください。
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