24時間ジムの開業を検討している方は、客層が気になりますよね。24時間ジムの客層は、初心者比率が非常に高くなっています。
本記事では、24時間ジムの客層や24時間ジムのメリット、24時間ジムの経営戦略に必要なこと、フランチャイズ加盟におすすめの24時間ジムを紹介します。24時間ジムの客層を把握すると、開業したいジムの経営戦略立案に役立ちますので、ぜひ参考にしてください。
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わずか4年で110加盟を突破した
今、注目のビジネスモデル。
ATカンパニー株式会社
ATカンパニー(株)は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発
現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。
目次
以下より、詳しく解説しますので見ていきましょう。
24時間ジムの商圏(店舗ビジネスにおいて、来店を見込める顧客が住んでいる範囲)は狭いため、都市部は店舗・施設から1km圏内に住んでいる利用者が、70%以上を占めます。
一方、地方では、70%以上が店舗・施設の近隣在住の車で10分圏内に住んでいる利用者です。残り30%の利用者は、以下の理由でやや遠方より店舗・施設に通っています。
24時間ジムの利用者層は、都市部・地方ともに多くの方が近隣在住の方です。
24時間ジムに通う年齢層の多くは、40代以下となっています。構成比では90%以上を占めており、20代〜40代の若年層から働き盛りの世代が中心です。
上記の年齢層が多い理由は、学校・仕事の都合でなかなかジムに通えない方が、営業時間を気にせずに通えることが挙げられます。また、入会すれば同じ24時間ジムなら他店舗を利用できる場合が多いため、出張があった際にビジネスパーソンが通いやすいことも要因といえるでしょう。
24時間ジムに通う男女比率は約8:2ほどで、男性の利用者が圧倒的に多い傾向です。マシントレーニング・ウェイトトレーニングに特化した24時間ジムが多いからといえます。
とはいえ24時間ジムによっては、パーソナルトレーニングを取り入れているところもあり、安心してトレーニングできることから、近年では女性利用者が増加傾向にあります。また女性専用24時間ジムの出店も増えてきているので、今後は女性比率向上がさらに見込まれるでしょう。
24時間ジムの初心者比率は90%を占め、非常に高い数値です。初心者をターゲットとした24時間ジムが増えています。
低価格な24時間ジムの出店が増えはじめたことにより、若者を中心に、リーズナブルに通えることが初心者比率を上げている要因といえます。ハードなメニューをこなすイメージがあるパーソナルジムといった形態ではなく、手軽に自身のペースでトレーニングできるので、初心者比率が高い傾向です。
幅広い客層を獲得できる24時間ジムのメリットを3つ紹介します。
以下より、詳細を解説しますので参考にしてください。
さまざまな客層を集客できることが、メリットとして挙げられます。営業時間に制限がないため、24時間ジムに通う客層は以下のとおりです。
さまざまな層に対応できるので、営業時間に限りがある店舗よりも、顧客の幅広いニーズを満たします。24時間ジムは、顧客にとって利便性が高いので、幅広い層を集客しやすいといえるでしょう。
24時間ジムは、無人営業に対応可能なことがメリットです。無人営業にすると、人件費の削減やスタッフの労働時間規制に対応できるため、効率的な運営に繋がります。
たとえば、日中にジムを利用する顧客が多く、深夜は少ない場合では、日中に受付スタッフを配置して深夜は無人にすると人件費の削減に繋がります。無人営業に対応できることは、経営利益を上げやすいことが特徴です。
24時間ジムは、日々の仕入れが発生しないため、ランニングコストを抑制しやすいです。
たとえば、飲食業では食材の仕入れ・コンビニ業は商品の仕入れにコストがかかります。24時間ジムは、マシンでのトレーニングが主となり、飲食物を提供していない店舗が多いため、食品の仕入れや衛生管理に必要なコストを抑えられます。
24時間ジムの客層を含めた経営戦略に必要なことを3つ紹介します。
以下より、詳しく解説します。
ターゲットとなる利用客を把握しましょう。顧客のニーズを知ることは、集客の成功に繋がるからです。
具体的な顧客のニーズは以下のとおりです。
24時間ジムを開業するエリアの特性を含めて、見込み客の行動を把握すると、ジムの環境づくりに役立ちます。若者が多いエリアであれば、会費の低価格化に力を入れたり、会社員が多いエリアなら筋力トレーニングができるマシンを揃えたりなど、客層のニーズに合わせたジムづくりを目指しましょう。
自社の強みを持つことが大切です。24時間ジムは競合が増えているため、開業するジムの特色・魅力を明確化して、見込み客へアピールする必要があります。
特色・魅力の明確化の例は以下のとおりです。
顧客を引き付ける強みは、競合に打ち勝つための経営戦略として有効に働きます。また優秀なトレーナーの雇用は、さらなる顧客ニーズ向上を狙えるため検討してみましょう。
24時間ジムの経営には、競合他社のリサーチが必要です。競合をリサーチすると、自社の特色を明確にする戦略に役立ちます。
競合他社のリサーチは、以下を意識して行いましょう。
すでに出店している競合と同等、または同等以下の環境のジム開業しかできないのであれば、集客は厳しくなるでしょう。独自性のあるサービス展開を意識して、競合他社のリサーチを行いましょう。
フランチャイズ加盟におすすめの24時間ジムを5つ紹介します。
詳細は以下のとおりです。
ハコジムは、24時間営業の完全無人ジムです。店舗にスタッフ常駐の必要がないため、副業としての経営もできます。
初期投資は、一般的なジムの1/10で約650万円ほどです。フランチャイズ加盟金も同様に低額に抑えられており、約150万円ほどとなります。
毎月の人件費で発生するのは、パーソナルトレーナーへの委託費・清掃代だけです。パーソナルトレーナーへの委託費は、指導実施時のみ発生します。
必要な床面積は20坪前後で、2階以上であっても開業可能です。立地のみに頼らない集客力が魅力で、築年数がある古い物件・雑居ビルの高層階などでの運営実績があります。
LifeFitは、月額2,980円(税別)で通い放題の次世代型フィットネスジムで、専用アプリで手続きが完結し、顧客の通いやすさを追求しています。
独自の機材仕入れルート・独自のシステムを提供しているので、従来の約1/8のコストで出店でき、初期費用は約1,000万円〜約3,000万円ほど(サイズで変動)です。また加盟金は、250万円となります。
投資回収期間の短さに特徴があり、一般的なフィットネスジムでは約7年ほど〜約8年ほどですが、LifeFitは3年以内に投資回収を目指すことが可能です。
アシスト24は、24時間ジムを展開しており、有酸素運動マシン・ウェイトマシンを設置しています。またプール・スタジオを持たないため、固定費・修繕費などを抑制しての運営が可能です。
アシスト24の加盟金は250万円となっており、物件取得費・マシンの購入費などを含めると約2,000万円ほどの初期費用が必要となります。とはいえ、フィットネス未経験者でも開業しやすいところが魅力で、本部による物件選定・資金調達のサポート・5日間の初期研修を提供してくれます。
ファストジム24は、多種多様な有酸素運動マシン・トレーニングマシンを設置しており、24時間セキュリティシステムで早朝・深夜でも安⼼して顧客が利用できます。またプール・スタジオを持たず、最も利用頻度の高いジムに特化しているところが特徴です。
店舗運営のノウハウに精通した直営店のマネージャーが、運営指導を行なってくれるので本部からのサポートに期待できます。ストック型の売上・利益構造なので、長期的に安定したフランチャイズ経営ができます。
エニタイムフィットネスは、本当に価値あるフィットネスジムを目指して、2002年にアメリカ・ミネアポリスに1号店を出店しました。初期費用は、約8,000万円ほど〜約1億円ほどで、内訳は以下のとおりです。
高品質マシンジムをコンセプトとしているため、他社のフィットネスジムよりマシンの設備代が高めの設定となります。他には、エニタイムフィットネス会員であれば、自身のセキュリティキーで、登録店だけではなく世界中の店舗を利用できます。さらに追加料金・特別な手続きなどは一切不要です。
24時間ジムの開業を検討している方向けに、24時間ジムの客層や24時間ジムのメリット、24時間ジムの経営戦略に必要なこと、フランチャイズ加盟におすすめの24時間ジムを解説しました。
24時間ジムの客層は男女比で約8:2ほどですが、女性専用の24時間ジムの出店や健康志向の高まりから、今後の女性需要が期待できます。近年の市場動向や背景を意識して、自身がやってみたいと思える24時間ジムの開業を検討してみてはいかがでしょうか。