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フランチャイズオーナーになるための3つのステップ!オーナー会についても解説

KNOW HOW

フランチャイズ本部による加盟店マネジメントの一環として、オーナー会や勉強会などが開催される事があります。成功している加盟店企業やオーナーは、どのようにこうしたイベントを活用しているのでしょうか?

今回はこの活用方法に関して、解説します。

また、フランチャイズオーナーになるための3つのステップやフランチャイズオーナーとして成功率を高めるポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


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この記事の信頼性

ATカンパニー株式会社

ATカンパニー(株)は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発

現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。

1. フランチャイズオーナーの年収目安

フランチャイズのオーナーはどれくらい儲かるのかでしょうか。ここでは、人気のフランチャイズ7業種の年収目安と特徴を紹介します。

  • コンビニエンスストア:およそ700万円(コンビニオーナーの年収は1店舗あたりの年収のため、家族経営なら経営者全員合わせて700万円という計算)
  • 飲食店:400万円~1,000万円程度
  • ハウスクリーニング:500~900万程度
  • :300~600万程度
  • 買取サービス:1,000万円以上
  • ジム・フィットネス:500万円程度
  • 高齢者向け宅配サービス:400~500万円程度

なお、フランチャイズの種類や立地条件、経営状況により年収は変わるため、あくまでも目安ですが参考にしてみてください。

2. 今すぐフランチャイズオーナーになるための3ステップ

フランチャイズオーナーになるためには何をすればよいのでしょうか?
フランチャイズオーナーになるために必要な3つのステップについて紹介します。

ステップ1:資金準備

業界により必要となる開業資金は違います。参入を検討している業界について調査をしてから、資金計画を立ててください。

場合によっては、自己資金が準備できないこともあるかと思います。その場合は、融資を申し込む必要もあります。

日本政策金融公庫の新規開業資金・新創業融資制度や、銀行融資などを活用する方法もありますが、助成金や補助金についても調べてみるといいでしょう。助成金や補助金は国や自治体が管理している制度ですので、予算などが決まっているので申請すれば通るというものではありません。

ただし、審査をするために事前に書類の準備や計画書の作成などが必要であり、申し込み期限も決まっていることが多いので、事前にしっかり情報を集めてください。

資金についてはフランチャイズ本部でも相談できる場合がありますので、問い合わせてみてください。

ステップ2:業種・フランチャイズ本部選定

どの業界にも、数多くのフランチャイズがあります。ロイヤリティや加盟金の金額の違いだけではなく、加盟側が守らなくてはいけないルールについても細かく規定があります。ご自身の理想に合う内容かどうか知るためには、できるだけ多くのフランチャイズ本部からしっかり話を聞いてみてください。

実際に説明会などを開催していれば、積極的に参加をして情報を集めることもおすすめです。

説明会に参加すると、同じ夢を持った方々と情報交換することができます。十分にご自身が納得できる情報を集めるために行動することが大切です。

ステップ3:契約・開業

フランチャイズに加盟する際は、契約書を取り交わすことになります。契約書を初めて見る場合は、どこをどう確認するのか自分で判断するのは難しいところですが、どれだけ難しくても、契約書の内容は全てチェックしてください。

特に確認が必要なのは、以下の3つです。

  1. 契約期間や更新料の有無
  2. 実際に払う加盟金やロイヤリティ等の金額
  3. 違約金の条件と金額

契約期間については不自然に長すぎないか、短すぎないか等を必ずチェックしましょう。

また、契約更新時に更新料が必要になる場合もあるので、事前に金額を含めて確認することが大切です。

違約金に関しては、条件や金額が加盟店にあまりにも不利な内容になっていないかを確認してください。

契約書は必ず細かい部分まで目を通して、気になるところや不明点があれば質問し、納得してから契約しましょう。

3. フランチャイズ加盟店のオーナー会とは?

「フランチャイズ加盟店のオーナー会=労働組合」のようなイメージを持つかもしれませんが、オーナー会は独立起業しており労働者ではないので少し意味合いが違います。

フランチャイズ加盟店のオーナー会は、主に加盟店オーナーが運営していることが多くあります。オーナー会では、情報交換や本部に向けての意見の取りまとめなどを行っていることが多いようです。

また、お互いの成功事例や失敗事例などの情報も交換・共有することで、オーナー同士の成長にもなります。オーナー会のある加盟店に参入したら、積極的に参加するのがおすすめです。

多くの本部では加盟店向けに会報を発行し、加盟店同志の連帯感を持つ機会を提供しています。

しかし、一部の本部では加盟店オーナー同士の不満の増長や横の繋がりを不安視してしまい、開催を許可しないこともあるようです。

4. オーナー会・勉強会の具体的な活用方法

フランチャイズ本部による加盟店マネジメントの一環として、加盟店オーナー会や勉強会などが開催されることがあります。

今回はこの活用方法に関して解説します。

基本的な活用ポイントを押さえる事で、オーナー会・勉強会を効果的に活用できるでしょう。

1.社長自身が事業につい深く理解する

社長がオーナー会に参加することで、取り組まれているフランチャイズ事業をしっかりと理解し、その後の社長自身のマネジメントに活かせます。

仮に責任者や社員からの報告を受けても、社長自身が取り組んでいるフランチャイズ事業の本質を理解していなければ、間違った指示をしてしまうことが考えられます。

そもそも、事業自体の本質を理解していなければ、責任者社員が行う事業報告の本質を捉えることができません。

加盟した事業を成功に導く為には、まずは社長自身がその事業を誰よりも理解することが大変重要であることは言うまでもありません。

2.他社の成功事例を学ぶ

加盟店オーナー会や勉強会を通じて他社の事例を学ぶ機会は大変有効です。なぜなら、言い訳なしに自社の経営を見直すことができるからです。

例えば、店舗ビジネスのフランチャイズなら、自社よりも商圏の悪い立地や視認性が悪い立地などの悪条件でも、より多くの売上や利益を残す店舗の事例を学べます。

これはフランチャイズの特徴として、条件の異なる企業が同一事業に取り組むため、様々なノウハウが本部に集積されるからです。

3.社員の教育をおこなう

オーナー会に社員を参加させることで他社の活動を参考にして、社員自身が目標設定を行い、よりモチベーションを引き出す機会になります。だからこそ、本部が用意したイベントを上手に社員の教育に活用することは、フランチャイズ事業の成功への近道と言えるのです。

社長自身が多くを語るよりも、オーナー会に社員を直接参加させ成功している事例を見せる方が何倍も効果が大きくなります。ぜひ、社員を積極的にオーナー会に参加させてみてください。

ただし、本部が用意する各種勉強会であり、十分に価値のあるイベント、学ぶべき内容であることが前提です。

加盟を検討している本部に、こうした機能が十分に完備されているかしっかりと考察することが必要です。

5. フランチャイズオーナーに向いている人・向いていない人の特徴

フランチャイズに加盟することで未経験でも色々な業種に参入ができるようになります。

しかしフランチャイズ運営は簡単ではありませんので、向いている人・向いていない人がいるのも事実です。フランチャイズに向いている人・向いていない人について解説したいと思います。

向いている人

本部を信じて行動することができる人

フランチャイズに加盟をすると、契約上のルールや決まりを守らなければなりません。そのルールや決まりに不満を抱かず、自分ができることを最大に発揮することで、ストレスを感じることなく楽しんで成功の道を進んでいけます。

それにはまず、本部を信じる気持ちが必要です。フランチャイズに限らず、どんなビジネスも信頼関係が重要です。信頼できる本部かどうかをしっかり調査した上で、加盟を決定してください。

前向きにチャレンジできる人

フランチャイズに加盟しても本部からの指示をただ待って行動するのではなく、自分から情報を集めて分析する等の行動力を持っていることが大切です。

集めた情報を元に本部に提案や交渉をすることで、本部と共に新たな成長が見込めるでしょう。現状に満足をしてしまうと、更なる成長は見込めません。常に上を目指すためのチャレンジ精神を忘れないでください。

向いていない人

すぐに結果を求める人

何事も軌道に乗るまでは時間もコストもかかるものですが、フランチャイズに加盟することで「すぐに成功できる」と思ってしまう人はあまり向いていません。

結果が出ないことで、不安になったり焦ったりしてしまう気持ちは理解できますが、まずは腰を据えて毎月数字をチェックしながらじっくり仕事に取り組んでください。

不安を解消するためには、常に本部とコミュニケーションを取ったり他の加盟店と情報交換したりしながら、前向きに良い結果が出る行動を取り続けてください。

客観的な判断ができない人

「売り上げがいいからうまくいっている」「お客様がたくさん来ているから利益はあるはず」等の印象で運営状況を判断しないでください。

売り上げが良くても、支出が大きければ利益は残りません。お客様がたくさん来てくれても顧客単価が下がっていれば、売り上げは上がっているとはいえない状況です。

どの数字を見てどの数字で分析・判断をするのかをルール化しておくことで、正しい判断ができます。

6. フランチャイズオーナーとして失敗しないための3つのポイント

フランチャイズに加盟して成功する確率を高めるためのポイントを3つ紹介します。

  1. コミュニケーション能力を高める
  2. ブレない判断基準を持つ
  3. 数字をしっかり見る

ぜひ参考にしてみてください。

1.コミュニケーション能力を高める

フランチャイズに加盟してから本格的な本部との関係性がスタートします。運営を成功させるためには、本部との関係性の構築は必要不可欠です。

本部に言われたことやルールを守ることも大事ですが、フランチャイズだとしても自分のビジネスですので、加盟店側からも前向きな意見や提案をしていきましょう。

また、フランチャイズ加盟後は本部だけではなく従業員や仕入れ先等とコミュニケーションを取ることも重要です。

直接現場に関わっている従業員の意見を聞くのは、運営の成功に関わってきます。不満を募らせた従業員が働いているより、楽しく働いている姿を見れば自然と顧客も増えることにつながるでしょう。

2.ブレない判断基準を持つ

何を持って成功とするかそれぞれ基準が違います。色々な成功の見方があるかと思いますが、1番重要なのは常に自分のブレない判断基準を持つことです。

  • 売上金額
  • 利益率
  • 来客数
  • リピート率

など、自分自身のブレない判断基準を決めてください。

そして、その判断基準は自分の中だけで持つのではなく、事務所や店舗の見えるところに掲示しておきましょう。掲示することで、常に判断基準を意識しながら運営できます。

3.数字をしっかり見る

経営や運営についての判断は全て数字で行ってください。数字は間違いありません。

しかし、全ての数字を見ようとすると、運営をしながらでは大きな負担となります。そこで、チェックするべき数字を事前に決めておいて、その数字を徹底的に見ていきましょう。

また、数字的にはうまくいっていると判断できる場合でも、前年と比べると悪化している場合もあります。前年比や前月比なども数値化することで、最悪の状態になる前に手を打つことができます。数字は正確な状況を教えてくれるだけではなく、改善をすることを教えてくれるのです。

まとめ

フランチャイズのオーナー会・勉強会は情報交換や社員への教育などさまざまな活用方法があります。

フランチャイズに加盟する時は、本部についてオーナー会や勉強会などの開催があるのか確認しておきましょう。

フランチャイズのオーナーは孤独になりやすいものです。オーナー会や勉強会に参加して横の繋がりを持つだけではなく、お互いの成功事例や失敗事例を共有して成長のスピードを高めることが重要です。

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