「開業しやすい仕事は何だろう?」
独立・開業・起業を検討している人の多くが、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
今回の記事では、特に開業しやすい仕事を職種別に厳選し、必要スキルや手続きをわかりやすく紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
◾︎AIを使う次世代型女性専用フィットネスクラブが話題に!
わずか4年で110加盟を突破した
今、注目のビジネスモデル。
ATカンパニー株式会社
ATカンパニー(株)は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発
現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。
目次
Web・ITエンジニア系の仕事は、未経験から挑戦しやすい職種が多く、働く自由度が高いのが魅力です。
【おすすめポイント】
PCとネット環境を整えれば始められる場合がほとんどで、初期の金銭的リスクは低いのが特徴です。また、ライフスタイルに合わせた働き方を選びやすく、まずは一人で仕事を始めたい人にも向いています。
Web上や誌面などのライティングをする仕事です。未経験からでも始められ、副業としても人気の高い職種です。
案件内容は多岐に渡り、専門知識や経験を活かせば、開業初期から安定した収入を得られる可能性もあります。未経験でも、得意ジャンルやSEOの知識を身につけることで、ステップアップしていける仕事です。
まずは、クラウドソーシングサービスやTwitterなどを活用し、仕事内容や報酬の相場を掴むのが良いでしょう。
【ライターで開業するには】
サービスやシステム構築を行うIT技術に関する仕事です。プログラマー、システムエンジニア(SE)、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、ITコンサルタントなど、扱う分野によって職種が細分化されています。
高度な知識と技術が必要となり、ITエンジニア自体の需要も高いことから、長期的にも安定して仕事を得られやすい職種です。
独学で知識を身につけることも可能ですが、実務経験が重視されるため、企業に所属しキャリアを積んでから独立するのが一般的と言われています。
【ITエンジニアで開業するには】
Webサイト・Webサービスのデザインをする仕事。Web系の仕事の中でも、需要と人気が高いクリエイティブ職です。
Webデザイナーには、デザインやコーディングなどの幅広いスキルと経験が求められます。そのため、未経験から挑戦する場合は、ハードルが高くなるでしょう。
独立・開業・起業とは相性の良い職種ですが、安定して仕事を得るためには、常に新しい知見や技術を習得する努力も必要です。
【Webデザイナーで開業するには】
ブログ運営やSNSを通じて、広告収入を得る仕事です。趣味や好きなことを土台にして、副業としても気軽に始められる職種です。
報酬は基本的に成果報酬となるため、日々の更新や数値のチェック作業などはもちろん、マーケティング・SEO・セールスライティングの勉強も必要となります。
アクセス数や購入者数によって報酬が左右されるので、まとまった収益を得るまでには数カ月~年単位のスパンが必要です。毎日コツコツと作業できる人に向いている仕事です。
【アフィリエイターで開業するには】
Web上の動画コンテンツを制作・編集する仕事。YouTube・Facebook・Instagramなどの動画需要の高まりもあり、開業する人が増えている人気の職種です。
無料の動画編集ツールから始められ、一定の水準までの編集ノウハウも独学で学びやすい環境が整っています。
未経験からでも挑戦しやすく、戦略的な企画・制作・編集のスキルを磨けば、動画コンサルタントとして仕事の幅を広げることも可能です。
【Web動画制作で開業するには】
成功パターンの実例が豊富で、個人・法人・フランチャイズなど、開業手段の選択肢が多いのが特徴です。
【おすすめポイント】
開業後の経営ノウハウが蓄積されている職種が多く、事業拡大を視野にいれた独立開業を目指す人にもおすすめです。まとまった額の初期費用が必要となるので、余裕のある資金計画を立てられるかが重要となります。
家事代行・買い物代行・ハウスクリーニングなどを行う仕事です。共働き世帯・高齢者の増加から、今後も一定の需要が見込まれている職種です。
仕事の内容は多岐に渡り、一人で完結できるものが多いため、開業後もプライベートとの両立が可能。すきま時間を利用した働き方もできるので、副業から始める人も増えています。
未経験であれば、事前研修やサポートが充実しているフランチャイズを検討してみるのも選択肢の1つです。個人開業の場合は、設備・道具・広告などの準備や維持にかかるコストを、事前に把握しておきましょう。
【家事代行サービスで開業するには】
訪問介護・入浴サービス・生活サポート・高齢者施設運営など、介護や福祉に携わる仕事です。今後も需要増加が見込まれる職種です。
介護・福祉サービスの分野は、事業の内容や規模によって、初期費用に大きな差が出ます。開業を検討する際は、国・行政・公共団体による支援や助成金の活用、資金の調達方法などを綿密に計画しましょう。
初期費用を抑えたい場合は、設備投資の少ない訪問系のサービスや、手厚いサポートが期待できるフランチャイズがおすすめ。また、高齢者の生活や娯楽のニーズに答えるサービスであれば、特別な資格を必要としない場合もあり、挑戦しやすくなります。
【介護・高齢者福祉関連サービスで開業するには】
ネットショップを運営し、物販する仕事。ネットショップ構築が誰でも気軽にできるようになり、人気が高まっている職種です。
実店舗を展開するよりも、在庫・時間・資金・人材の管理がしやすく、低リスクで自分のお店を持てるのが特徴。出店方法・仕入方法の選択肢も多く、副業から一人で始めたい人にも向いています。
開業する際は、取り扱う商品やターゲットを決めて、お店のコンセプトを固めてから、出店方法を決めましょう。たとえば、集客力を重視するなら「モール型ECサイト」、オリジナリティを大切にするなら「ネットショップ作成サービス」、自分の作品を売るなら「ハンドメイド販売に特化したサイト」など。コンセプトの実現を手助けしてくれる出店方法を選ぶのがコツです。
【ネットショップで開業するには】
飲食関係の仕事は、個人・法人・フランチャイズ問わず、人気の高い職種です。経験値や資金に合わせて、開業手段が選べるのも魅力。
開業を検討する際は、開業後の集客や経営管理なども含めた事業計画をしっかりと立てる必要があります。まずは、顧客・営業時間・立地・内装などを熟考し、お店のコンセプトやニーズを明確にすることから始めてみましょう。
安定した経営のためには、まとまった額の初期費用と、当面の運転資金を準備することが必須。スキルや資金に不安がある場合は、フランチャイズで経営ノウハウを学んでから、独立を目指す方法もおすすめです。
【飲食店で開業するには】
健康志向の高まりから需要が増えている職種。ニーズの多様化に合わせた、新しいビジネスモデルも生まれている注目の分野です。
ジムの事業内容・規模は大小さまざまで、内容・規模によって、開業に必要な初期費用は数百万円以上の差があります。初期費用を抑えるなら、個別指導するパーソナルジムやオンラインフィットネスがおすすめです。
未経験からの挑戦であれば、研修・設備・経営に関するサポートが手厚く、初期費用が抑えられるフランチャイズも検討してみましょう。フランチャイズにおいても、従来型から次世代型のフィットネスまで、多種多様なビジネスモデルがあるので、目的や資金に合ったものを選ぶことが重要です。
【フィットネスジムで開業するには】
自宅やオンラインで始められる職種が多く、ライフスタイルに合わせた働き方を選べるのが魅力です。
【おすすめポイント】
美容・保育・教育系の仕事では、細かい気配りや、高いコミュニケーション能力が求められます。これまでの経験を仕事に繋げられるため、特に女性からの人気が高いジャンル。副業で小さく始めてから、資金や実績に合わせて事業の幅を広げていくことも可能です。
ネイルサロン・エステサロン・ヨガ教室などの仕事。仕事や趣味で得た専門技術を活かして働ける職種です。
ネイリスト・エステティシャン・ヨガインストラクター・アイリストなどは、資格がなくても開業できます。ただし、専門資格を持っていれば知識・技術の証明になるため、開業を考えるなら取得した方が良いでしょう。
また、サービスの内容によっては保健所などへの届出が必要な場合があります。サロンで提供するサービス内容を決めたら、自治体や保健所に確認すると安心です。
<届出が必要な例>
低資金で開業したい場合は、自宅の一部やオンラインを活用すると初期費用を抑えられます。
【美容サロンで開業するには】
保護者が不在の間、家庭に訪問して子どものお世話をする仕事。共働き家庭の増加や、預け先の不足などから、需要が増えている職種です。
個人で開業する場合、特別な資格は必要ありません。ただし、保育士・幼稚園教諭・看護師・助産師など、専門的な経験や知識を持っていた方が、開業初期から安定した収入を得やすくなります。また、資格がなくても、「子育て経験が豊富」「英語を教えられる」と言った付加価値を付けることで、顧客獲得のハードルを下げることも可能です。
ベビーシッターは、各家庭に訪問して仕事するため、初期費用はほとんど掛かりません。さらに、SNSやマッチングサービスを利用すれば、広告費用も抑えられます。仕事量も調整しやすいため、プライベートと両立して働きたい人におすすめです。
【ベビーシッターで開業するには】
英会話・ダンス・学習補助・パーソナルトレーニングなど、特定の分野に特化した仕事。個人レッスンやオンライン講座の需要が高まり、開業する人が増えている職種です。
得意分野を活かして、初期費用を抑えながら開業できるのが魅力。各種マッチングサービスも充実しているため、副業としても始めやすくなっています。
また、学習塾や英会話など、業界大手がフランチャイズ募集している分野もあります。サービス内容や顧客獲得に不安がある人は、フランチャイズでの開業を検討してみるのもおすすめです。
【個人講師で開業するには】
心理カウンセラー・キャリアカウンセラー・結婚カウンセラーなどの仕事。メンタルヘルスの重要性が認識されるようになり、今後も需要が見込まれる職種です。
特定の資格がなくても、カウンセラーとして活躍できる分野は多岐に渡ります。オンラインを活用すれば、初期費用を抑えた開業も可能です。ただし、精神疾患や障害に関わるカウンセリングを行えるのは、臨床心理士などの資格保有者に限られます。
顧客の信頼を得るために、資格はアドバンテージになりますが、必須ではありません。相手の気持ちに寄り添える、コミュニケーション能力の高い人に向いている仕事です。
【カウンセラーで開業するには】
高度な語学力が必要ですが、さまざまな分野で活躍できる職種です。特に、英語・中国語・韓国語など、需要の高い言語を習得している人にとっては、挑戦しやすい分野と言えます。
経歴よりも実績が重視される傾向にあるため、未経験からのスタートであれば、クラウドソーシングサービスなどを活用して、実績を作るのが得策です。ほかにも、翻訳会社に登録して依頼を受ける、SNSで仕事を探すなどの方法もあります。
通訳・翻訳家の仕事には、該当言語のスキルだけでなく、翻訳技術・専門知識・リサーチカ・コミュニケーション能力も必要です。そのため、努力を惜しまずに勉強できる人に向いています。
【通訳で開業するには】
専門性の高い技術や資格を取得して、独立・開業・起業したい人におすすめの職種です。
【おすすめポイント】
顧客から信頼される技術や知識を身につけるには、数年単位の勉強や経験が必要となります。その分、一度顧客からの信頼を得られれば、その後も継続して仕事を依頼してもらえる可能性が高い仕事です。自分のペースで長く続けられる仕事をしたい人にも向いています。
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言をする仕事で、経済産業省に登録される国家資格です。資格を取得して開業する人の多くが、「経営コンサルタント」として働いています。
中小企業診断士試験の合格率は、1次試験で30%前後、2次試験で18%前後となり、ほかの士業と比較すると合格率は低めです。加えて、中小企業診断士として登録するには、2次試験合格後3年以内に、実務補習を15日以上受けるか、実務に15日以上従事する必要があります。
簡単な資格ではありませんが、国内企業の99%以上が中小企業と言われており、今後も需要が見込めることから、充分に取得する価値のある資格と言えるでしょう。
【中小企業診断士で開業するには】
官公署に提出する申請書類の作成・手続代行や、遺言書の作成など、日常で必要な行政手続きをする国家資格です。「身近な法律家」とも言われ、業務範囲が広いという特徴があります。
行政書士試験の合格率は10%前後。司法書士・弁護士と比較すると、試験の難易度は低くなります。ただし、法律に関する知識はもちろん、実践的な知識も求められるため、資格取得後も継続的な勉強や、幅広い実務経験を重ねることが重要です。
また、行政書士は独占業務が少ない分、競合が多い職種でもあります。安定した経営のためには、専門性や営業力を高める努力も必要となるでしょう。
【行政書士で開業するには】
企業の財務・経理、株式公開支援、会計コンサルティングなどを行う、監査・会計の国家資格です。会計に携わる資格の最高峰で、弁護士と並び、資格取得が難しいと言われています。
公認会計士試験の合格率は10%前後ですが、試験合格後に2年間の実務経験や原則3年の補習所通学を経て修了考査に合格しなければ、公認会計士として登録できません。資格取得には実務経験が必須であることも、難しいと言われる理由です。
資格試験に合格した人のほとんどが、実務経験を積むために監査法人などに就職します。公認会計士での独立・開業・起業を目指すのであれば、数年間は勉強に費やすつもりで、準備を進めましょう。
【公認会計士で開業するには】
建築に関わる専門的な技術を身につけて働く仕事。基本的には、親方への弟子入りや、ハウスメーカー勤務などでの実務経験を通して技術を身につけていきます。
大工・塗装・内装などの職人は、特別な資格や免許がなくてもなれます。ただし、何よりも技術や経験が重視される仕事のため、未経験スタートの場合は、技術獲得までに年単位の時間を掛けなければなりません。
すでに実務経験を積んでいる場合は、開業に向けて有利となる関連資格の取得を検討してみましょう。建築に関わる資格を取得し、名実ともにプロフェッショナルとれば、大規模な工事に携われるなど、事業の幅を広げることに繋がります。
【職人で開業するには】
依頼された内容に合わせて、イラスト制作をする仕事。企業・個人問わず、Webメディア・SNS・本・グッズなど、マーケットが広いのが特徴です。
手描きでのイラスト制作も可能ですが、専用ソフトを使ったイラスト制作が主流となっているため、依頼内容に合わせて使い分けられる方が良いでしょう。イラスト制作に必要な道具を揃えれば開業できるので、初期費用も抑えられます。また、クラウドソーシングサービスやマッチングサービスなどで探せば、広告費を掛ける必要もありません。
実績をつくる中で固定のファンを獲得すれば、継続的な依頼にも繋がります。絵を描くことが好き、一人でコツコツ作業したい人に向いている仕事です。
【イラストレーターで開業するには】
自分に合った仕事を選ぶには、3つの視点を意識するのがコツです。
<自分に合った仕事を選ぶコツ>
3つの視点から仕事を考えると、実際に開業できるのか、開業後も安定して仕事を続けられるのかを判断する材料になります。どれか一つでも無理を感じるようであれば、「本当にこの仕事が良いのか?」考え直すことが必要です。
・時間
職種によっては、資格取得・手続き・準備に長い時間が掛かる場合があります。「今すぐ開業したい」のか、「時間が掛かっても良いから開業したいのか」を考えてみましょう。
・資金
開業の初期費用はもちろん、開業後の運転資金や、経営が安定するまでの生活費なども考慮しましょう。
・ライフスタイル
自分が望むライフスタイルと合致する働き方ができるかを考えましょう。また、開業によって、現在のライフスタイルが大きく変化するような場合も注意が必要となります。
特に、体力面・経済面・家庭環境にマイナスな影響が出る場合は、信頼できる人からのアドバイスや協力をお願いすることが大切です。
独立・開業・起業しやすい仕事を選んだとしても、誰もが必ず成功するわけではありません。
しかし、自分に合った仕事を選び、さらには、その仕事が世の中のニーズに応えているものであれば、成功する可能性は高くなると言えます。
ぜひ、本コラムを参考に、自分に合った独立・開業・起業を見つけてください。