近年、ライフスタイルや都合に合わせていつでも通える24時間ジムが人気です。しかし、「会員の持続率があまり良くない」「継続率をアップさせたい」と悩みますよね。入会した多くの会員が1年以内に退会してしまうことから、フィットネスジム経営の際は、ジムの継続率を上げる施策が重要な鍵となります。
24時間フィットネスジムの継続率はなぜ低いのか、継続率を上げるためにやるべき対策を詳しく解説します。
◾︎AIを使う次世代型女性専用フィットネスクラブが話題に!
わずか4年で110加盟を突破した
今、注目のビジネスモデル。
ATカンパニー株式会社
ATカンパニー(株)は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発
現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。
目次
24時間ジムの継続率とは、新規で入会した会員がどのくらいの期間フィットネスジムを利用しているかを表す数値です。多くの人がフィットネスジムやスポーツクラブを1度でも利用した経験がありますが、継続率の低さが問題となっています。無料体験だけで入会しなかった、キャンペーン期間中に入会したものの会費だけ支払ってほとんどジムに通っていなかったという人も少なくありません。
継続してもらうために、1年以内に退会すると違約金を支払う制度を設けているジムもあります。とはいえ入会してから半年で退会する人が約70%、1年後には約90%の人が退会するとされています。24時間ジムの1年後の継続率は10%と非常に低いです。
継続率を上げるためには、会員の退会理由を正確に把握し、改善をしていかなければいけません。継続率が低い理由は下記項目が当てはまります。
どのような悩みなのかを詳しく見ていきましょう。
24時間ジムを退会する人の中には、「時間が合わない」ことを理由に辞める人も少なくありません。とはいえ、24時間ジムは1日24時間営業しているため、会員が好きなときに利用できるメリットがあります。
ジムの営業時間が問題ではなく、会員が24時間ジムに入会しても定期的に通う時間を作れないことが大きな原因といえるでしょう。生活の中で定期的にジムに行く時間を意識的に作れないと退会してしまうので、継続しやすい環境づくりやサービスの提供などの対策が必要です。
効果を感じられない理由が原因で24時間ジムを退会してしまいます。ジムで運動する効果を実感するまでの期間は、トレーニングの内容や体質、通う頻度などの要素次第で異なるため、一概にはいえません。
また、会員になってジムで体を動かしているのに、自分の思ったようなペースで変化を感じられなかったり、目標を高く設定しすぎていたりすると続ける意味がないと辞めてしまう人もいるでしょう。
24時間ジムに入会したものの、トレーニング方法が分からないことが原因で退会してしまいます。24時間ジムの時間帯次第ではスタッフが在住していないので、セルフでトレーニングを行なう必要があります。
長期間ジムに通っている人はセルフでも問題ないでしょう。一方で、運動に慣れていない人や入会したばかりの場合は、トレーニングの仕方を教えてくれるスタッフがいないとモチベーションが低下しやすいことから退会に繋がります。
日常生活の生活環境が変化してしまったことが原因で大会に繋がります。たとえば、転勤や引越し、進学などの生活環境が変わり、24時間ジムに通えなくなるケースが当てはまります。生活環境の変化で退会してしまう人は、毎年一定数いることから、継続率を高めるには難易度が高いと言えるでしょう。
生活環境が変わってしまう理由での退会は仕方ないですが、退会者と同等の新規会員を獲得する施策が必要となります。
24時間ジムに入会して、最初は定期的に通っていても飽きてしまうことが原因で退会してしまいます。ジムに飽きてしまう人は、主に下記の理由が当てはまるでしょう。
飽きっぽい人を惹きつける魅力を作り、継続が大切であるとアピールすることが鍵となります。
24時間ジムを継続できる会員は、明確な目標を設定していたり、生活リズムが特殊だったり、マイペースで運動ができたりする人です。
長く継続してくれる会員を多く獲得すれば、フィットネス経営も安定します。
体脂肪を20%以下にしたい、結婚式までに体重を10kg減らしたいなど、明確な目標を持って24時間ジムに入会する人は目標を達成できるまでコツコツとトレーニングを行います。
定期的にジムに通い、トレーナーやスタッフのアドバイスに従ってトレーニングをするため、比較的短い期間で効果を実感しやすいのも特徴といえるでしょう。
24時間ジムで目標を達成できた場合、状態を維持するために継続して利用してもらえる可能性も高まります。
生活リズムが特殊な人は、24時間ジムを継続してもらいやすいです。たとえば、シフト制で夜勤や準夜勤がある、フレックス制の勤務で朝が遅いかわりに終業時間も遅いなど、一般的な人と生活リズムが異なる人は通常のフィットネスジムに入会しても思うように通えません。
24時間ジムなら不規則な仕事や生活習慣でも空いた時間に無理なく通えるので、継続率を維持しやすいでしょう。
マイペースでトレーニングをしたい人は、24時間ジムを継続してもらいやすいです。友人や家族と一緒にジムに通うのではなく、1人で自分に合ったメニューをこなしたいので、人の少ない時間に24時間ジムに行くことを好みます。
最初にスタッフやトレーナーにマシンやトレーニングの仕方を教わった後は、1人でトレーニングができるため、自由に通える24時間ジムを好んで選ぶ人も多いでしょう。
24時間ジム会員の継続率を上げるためには、便利な立地や手頃な会費、充実したトレーニング内容などを整えることがポイントです。また、会員がトレーニングの成果を実感できるようスタッフがしっかりとサポートしましょう。
24時間ジムをオープンさせる際は、立地のいい場所を探しましょう。駅から徒歩数分の物件や、駅から濡れずに地下道を通って行ける物件などは通いやすいため、継続率を上げる重要な要素といえます。
とくに24時間ジムの場合、電車の走っていない深夜の時間帯も営業するので、女性でも安心して通える立地を意識して店舗を選んでください。駅から少し離れた場所で営業する場合は駐車場を完備しましょう。
24時間ジムの継続率を上げるためには、適切な会費を設定してください。充実した設備やパーソナルトレーニングなどを売りにして高額な会費を取るフィットネスジムもありますが、24時間ジムの人気のポイントは、いつでもお手頃価格で通える点です。
1か月何回でも通えるマンスリーパスや、デイタイムよりも安く設定した深夜の時間帯だけ利用できるプランなど、さまざまな生活スタイルの人が気軽に利用できる料金設定を考えましょう。
マシンやプログラムの種類を充実させることも、継続率を上げるためには欠かせません。海外で人気のマシン一式を揃える、パーソナルトレーニングや一般のジムでも人気のプログラムを取り入れるなど、会員にとって通うのが楽しみに感じてもらえるジムを作りましょう。
また、リラクゼーションに力を入れるのもおすすめです。シャワールームだけではなく、スパやサウナ、温泉などの施設を設置すれば、トレーニング以外の目的の会員も集客でき、継続率アップにつなげやすくなります。
24時間ジムも一般的なジムと同様にホスピタリティを大切にしましょう。会員がどのくらいの頻度でジムを利用しているのか把握し、適度に声かけをしたりLINEやメールなどを使ってコミュニケーションを取ったりしてください。
普段スタッフと顔を合わさない時間帯に利用する会員でも、こまめにスタッフからのフォローがあれば満足感と安心感を持てます。顧客管理を徹底し、些細なことでも会員におもてなしの心で話しかけるようにしましょう。
フランチャイズに加盟して経営すると、フィットネス業界の参入が初めてでも事業を軌道に乗せやすくなります。フランチャイズは、本部が持っている経営ノウハウを教えてもらえるので、継続率を上げる24時間ジムの運営方法を学べます。
また、開店の宣伝広告や店長及びスタッフの研修などを本部でサポートしてもらえる場合もあるため、フランチャイズグループにふさわしいクオリティを会員に提供できる点も大きな魅力です。フィットネスのフランチャイズはいろいろあるので、自分に合う本部を見つけてみましょう。
ATカンパニーは、女性専用AIパーソナルジム「ファディー」のフランチャイズ募集をおこなっています。充実したサポート体制があるので、異業種からの参入でも安心して事業に取り組めます。気軽にお問い合わせください。
会員がトレーニングの成果を感じられるようアプリの導入やスタッフとLINEでやり取りしたりするなどの工夫をしましょう。
ジム側で定期的に会員ひとりひとりの来店やトレーニングの回数などを管理し、今月のトレーニング回数・現在の体脂肪率や筋肉量などを会員に連絡すると会員のモチベーションも上がります。
24時間ジムの継続率を上げるためには、会員の満足度を高めることが大切です。退会理由を把握すれば、会員が求めていることが分かります。
立地や会費などの通いやすさだけではなく、会員がジムに通いたくなるようなホスピタリティの提供を工夫してください。
24時間ジムの継続率は、半年で約30%、1年後には10%ほどしかありません。退会理由はさまざまありますが、入会してから会員がずっと24時間ジムを継続したいと思えるようなサービスを提供することが大切です。
退会理由を分析すると会員のニーズが見えてくるので、人気のプログラムを導入したりリラクゼーション施設を充実させたりして顧客満足度を高めましょう。フランチャイズに加盟して、ブランドと本部のサポートを得て経営するのもおすすめです。