新規事業を始める際は、業界の現状や将来性を分析し、ニーズを把握した上でスピーディーに準備を進めていく必要があります。
新規事業を立ち上げることで市場の変化に対応でき、人材を育成することも可能です。今回は、新規事業の具体的な作り方や意義、新規事業を成功させるためのポイントを詳しく解説します。
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ATカンパニー株式会社
ATカンパニー(株)は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発
現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。
目次
新規事業を作る際には、業界の現状と将来性を調べ、顧客ニーズの把握が重要です。また、事業計画書は伝わりやすい構成にするのがポイントです。実際にどのように新規事業を作っていくのか流れを踏まえて解説します。
新規事業を立ち上げる際は、市場調査を行い業界の現状や将来性を調査しておくことが大切です。業界全体の今の状態を知れば、新規事業で参入した場合に勝算があるか見えてきます。
同業他社のビジネスモデルや売上推移なども参考にしましょう。ターゲットに対してどのような戦略でアプローチすれば顧客を囲い込めるのか、新規事業を始めるときに課題となりそうなポイントは何かを把握します。
やりたいことがあっても世の中のニーズと合っていなければビジネスは成功しません。好きなことを始めるのではなく、必要とされている事業を選ぶことがビジネスの成功に繋がります。
新規事業を立ち上げる前に、事業のビジョンや理念、コンセプトを明確にしましょう。事業を始める意図や自社で取り組む理由などを社内で共有します。企業理念や既に進行しているビジネスのコンセプトなどを参考にしながら新規事業のビジョンを模索してください。
すべてのメンバーが新規事業を立ち上げる意味や目的を理解しておくことで事業の軸ができ、同じ目標に向かって進めます。新規事業に関するさまざまな新しいアイデアを生み出せる可能性もあるでしょう。
新規事業のビジョンや理念が固まったら、事業計画書を作成します。事業計画書には次のようなことを記してください。
事業計画書に不備があると、社内での稟議に通らなかったり融資が下りなかったりする場合もあります。伝わりやすい構成で完成度の高い事業計画書を作りましょう。
事業計画書を作る際は、目標達成までの起こりうる課題や解決策、中間目標などを設定するビジネスロードマップや計画・課題などを細かい要素に分けて考えるロジックツリーなどのフレームワークの利用で完成度がアップします。
新規事業を立ち上げるときは、顧客のニーズを把握します。市場調査やアンケート、顧客へのインタビューなどさまざまな方法で顧客の求めているものや不満、不安などを読み取ります。
顧客自身が自覚していない潜在ニーズや本質的な課題なども見えてくるので、調査や分析は入念に行ってください。顧客のニーズを把握する際は、特定の課題や当事者意識が強い問題などは、客観性にかけた意見になる場合もあるため客観性を重視しましょう。定量的なデータを参考にして客観的にニーズの把握が必要です。
新規事業を担当する部署や担当者を決めます。新たに部署を立ち上げて新規事業に関する知識や経験者を集めたり、立候補やコンテストの形で希望者を募ったりしても良いです。
過去に新規事業の立ち上げ経験のある従業員をチームに入れると実際に稼働するまでスムーズに進みます。新規事業を中長期的な期間運営していく場合は、立ち上げるために新たな人材採用も可能です。必要な人数だけではなく新規事業立ち上げに必要な知識のある人材を集めましょう。
新規事業を立ち上げると市場の変化に柔軟に対応でき、人材育成も行えます。また、新規事業を始めることはリスクに対応して体制を整えることも可能です。どのような意義があるのかをみていきましょう。
現代はインターネットで情報を素早く収集し、世界を相手にビジネスができる時代です。多種多様な情報が手に入る分、業界内の変化も早くなっています。
マーケットは常に移り変わっているため、新しい市場や今までビジネスを行っていた市場とは異なるものにも素早く柔軟に対応しなければいけません。新たなニーズを見出したら、新規事業を立ち上げて対応していくことは、企業にとって欠かせないものです。
新規事業を立ち上げるときは、新たな事案に必要な知識や技術を持った人材が必要になるため、人材育成のきっかけになります。
新たな分野の事業をスタートさせる場合、社内の人材を育成する、または外部から人材を確保する方法があります。新規事業に必要なものは、主体性を持って業務を進められる力、新たなアイデアを生み出す能力などです。
また、ときには計画通りに新規事業が進まないこともあります。失敗を次に活かせる不屈の精神力も必要なため、社内に経営者的な視点を持つ有能な人材育成に繋がります。
新規事業の立ち上げは、中長期的に見るとリスクヘッジになります。変化の早いマーケットに対応するには、常に新たな利益に繋がる事業を確保しなければいけません。
新規事業を立ち上げる際には多額の初期費用が必要になり、事業から安定した収益を得られるまでに時間がかかる場合もあります。
しかし、ニーズのある新たな市場や今までとは異なる業界に対応するには、新規事業の立ち上げが必要です。新規事業の立ち上げは短いスパンで見るとリスクに思えるかも知れませんが、長期的にみると企業にとってリスクヘッジに繋がります。
新規事業の成功には、得意分野を見極め、必要なリソースの確保が大切です。また、初期費用を抑えたり補助金や助成金が受けられたりしないか確認しておきましょう。
自社の得意分野を見極めて新規事業を始められるか検討しましょう。たとえば、既存事業で培った経営ノウハウや既に確立している生産ライン、流通経路などを活かせる分野なら、新規事業立ち上げの初期費用を抑えられスムーズにスタートできます。
既存顧客をターゲットにできる事業の場合は、事業を始めてすぐに一定の売上が確保できる可能性もあります。コストを抑えて成功の確率を上げるためにも、自社の得意分野に関連した業界で新規事業を立ち上げると有利です。
新規事業を立ち上げるときは、事業計画に沿って必要なリソースの把握が重要です。事業計画や収支計画を立てるときに、それぞれの工程でどのくらいのリソースがいるのかを具体的に計算しましょう。
リソースは4つの要素で分けると分かりやすいです。
モノや情報は比較的早く用意できますが、新規事業に必要なスキルを持つ人材や資金の調達には時間を要する場合もあります。リソースが足りないと新規事業のスタートが遅れたり、計画自体を見直したりしなければいけなくなることもあるため、正確に把握しておきましょう。
新規事業を立ち上げるときには、初期費用削減の工夫をしましょう。新規事業に必要な資金を具体的に各工程ごとにリストアップします。事業を始めるために削れない費用もあるため、抑えられる項目を検討します。
人材は必要最低限の人数にアサインしましょう。人材が多ければそれだけ大きいパワーになりますが、人数が増えるとコミュニケーションが不足したり、やるべき業務内容が正確に伝わらなかったりします。新規事業立ち上げの場合は、少数精鋭で担当者を揃えましょう。
新規事業を立ち上げるときに、利用できる補助金や助成金がないか確認してください。国や地方自治体などで、特定の事業をスタートさせる際に補助金や助成金を支給している場合があります。
補助金や助成金は返済不要で借りられるので、新規事業の資金負担を軽減できます。また、新規事業以外にも事業の継続や雇用に関する補助金や助成金も多いです。
補助金や助成金を受けるためには、適用条件をクリアして必要な書類を用意し審査に通らなければいけません。要件を満たしていてもすぐには支給されないので、新規案件の立ち上げを検討する時点で早めに利用できそうな補助金や助成金がないか確認してください。
新規事業を立ち上げるときには、引き際も決めておくことが大切です。市場調査を行い、綿密な事業計画を立てても、必ず新しいビジネスが成功するとは限りません。
新規事業がうまく軌道に乗らないのに長く運営することは既存事業や企業の経営自体を圧迫することにもなります。一度、新規事業をスタートさせてしまうと時間や費用などのコストを回収しようと冷静な判断ができなくなってしまう可能性もあるため、あらかじめ事業を継続するか撤退するかのラインを決めておくようにしましょう。撤退期限を設けることで、担当者のモチベーションも上がります。
環境変化の早い現代では、新規事業の立ち上げは市場の変化への対応やリスクヘッジのために欠かせません。新規事業の立ち上げは、業界の現状や将来性を見極め、理念やビジョンを明確にしてから事業計画書を作成するとよいでしょう。顧客のニーズを把握して必要なスキルや知識のある担当者を配置してください。
新規事業は自社の強みを活かせる分野の検討がおすすめです。立ち上げに必要なリソースを確認し、補助金や助成金などが使えるようであれば使用して初期費用をなるべく抑えましょう。あらかじめ、事業の撤退タイミングを決めておくとダメージを最低限に抑えられます。
ATカンパニーは女性専用AIパーソナルジム「ファディー」のフランチャイズ募集をおこなっています。サポート体制が充実しているので、異業種からの参入でも安心して事業に取り組めます。気軽にお問い合わせください。