無人経営での開業を検討している方は、フランチャイズか独自のどちらがよいのかが気になりますよね。フランチャイズに加盟して無人経営をするメリットは、本部のシステムやノウハウを提供してくれることにあります。
本記事では、無人経営とは何か、無人経営にはフランチャイズがおすすめな理由、フランチャイズ加盟で無人経営をするメリット・デメリットなどを紹介します。フランチャイズで無人経営すると、人手不足の解消に繋がり、開業がスムーズに行えますのでぜひ参考にしてください。
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ATカンパニー株式会社
ATカンパニー(株)は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発
現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。
目次
無人経営とは、店舗にスタッフを配置せず機械で運営を代替する経営スタイルです。たとえば、コインランドリー・コンビニ・アパレルショップ・ジムなどが挙げられ、さまざまな業態で取り入れられはじめています。
とはいえ無人経営は、店内にスタッフがひとりもいない、完全な無人状態はほとんどありません。レジ業務・受付けのみを無人化し、トラブル対応をはじめとした顧客満足度向上のために、スタッフを最低ひとりは店内に配置しています。
また、無人経営で使用される設備は業態によって異なりますが、以下のとおり多岐にわたります。
※ICタグとは、複数タグの一括読み取り・特定タグのフィルタリングなど、幅広い読み取り方ができ、物流業界・小売業界以外に一般企業の入退室管理にも活用される
無人経営はフランチャイズ加盟がおすすめな理由を3選紹介します。
以下より、詳しく解説しますので見ていきましょう。
本部が構築したシステム・仕組みを活用可能なことが、メリットとして挙げられます。フランチャイズ加盟しての無人店舗の開業であれば、本部が構築した運用実績のあるシステムを活用できることが利点です。
非対面の受付や決済・サービス提供など、無人店舗に必要不可欠なシステムを独自開発することは時間・予算ともにかかりますが、無人店舗運営に必要なシステムを活用できると経営を円滑に行えます。また顧客の利便性を挙げるための、本部主導でのシステムアップデートが期待できるため、安心して運営できます。
防犯面で、安心安全なノウハウを提供してくれることが、フランチャイズの利点です。効果的な防犯カメラの設置方法・セキュリティシステムの導入など、今までに本部が培ってきたノウハウを活かした店舗運営に必要なサポートが受けられます。
無人店舗は、防犯面・顧客に安心安全を提供できるかなどに、不安を感じる方が多いと思いますが、フランチャイズであればすでに無人店舗を経営してきた経験・ノウハウがあります。無人店舗ならではの、防犯においてのノウハウを本部に提供してもらえることが利点といえるでしょう。
人手のかかる業務を、本部に代行してもらえる場合があることが利点といえます。フランチャイズでは、日々の欠かせない手間のかかる業務を、本部スタッフが代行してくれるブランドもあります。
無人店舗において、手間のかかる業務は以下のとおりです。
手間がかかる業務を本部が代行してくれるブランドもあり、本部経由で信用できる外注先を紹介してもらえることもあるため、本業に集中できることがポイントといえるでしょう。
詳細は以下のとおりです。
人手不足の解消に繋がることが、無人店舗のメリットです。無人経営の店舗は、スタッフの仕事を機械に任せることになり、店舗ビジネスにおいて大きな負担となりがちな人手不足の解消ができて、さらに人件費の節約にも繋がります。
たとえばコンビニでは、無人経営に切り替えたことで店内スタッフの必要人数を減少でき、大幅な人件費の削減が可能です。またアパレルショップの場合、レジを無人化すると、商品の売り込み・試着対応など、接客業務に集中できるので売り上げ向上に繋がりやすいです。
受付やレジ業務の混雑を回避できます。コンビニ・アパレルショップなどのビジネスでは、レジ業務を無人化すると会計スピードが向上するため、混雑の回避が期待できるからです。
ICタグで、自動スキャンするシステムを用いれば、商品を1点ずつスキャンしなくてもよいため、素早く会計を済ませられます。また商品のスキャンのみならず、支払いにおいても顧客がひとりで対応するので、従業員・顧客の間で発生する金銭のやりとりの時間が短縮可能です。
無人店舗は、人為的なミスが発生しにくいことがメリットです。無人経営で人為的なミスが発生しない利点は以下のとおりです。
・金銭的な損失が減る
・顧客からのクレームが減る
・閉店後のレジ締め作業の時間が短縮できる など
商品のスキャン漏れ・お釣りの数え間違いなどの、金銭においての人為的なミスは、店舗に大きな損失を与えます。人為的なミス問題の解決には、無人経営において機械に業務を任せることもひとつの対応策といえるでしょう。
フランチャイズに加盟して無人で経営するデメリットは2つあります。
以下より、詳細を解説します。
無人経営は、設備導入費用・リース料金がかかります。無人経営の実現には、設備の導入費用がかかり、購入せずリースする場合は、メーカーに対してリース料金の支払いが必要です。
開業するビジネス業態によりますが、コンビニでは無人レジ・ジムの受付ではAI搭載カメラの購入費がかかります。無人経営は人件費を削減できますが、機械の導入費用・リース料金がかかるので、コスト面においての検討を事前にしっかり行うことが大切です。
無人経営は、セキュリティ面が完璧ではないことが欠点といえます。無人経営では店内スタッフの人数が減るので、万引き・盗難への対策案を綿密に考える必要があります。
たとえば、無人経営で起こりえる万引き・盗難は以下のとおりです。
死角を作らないようにする・スタッフの定期的な巡回などの、対策が求められます。
フランチャイズで無人経営を成功させる3つのポイントを紹介します。
以下より、詳細を解説しますので参考にしてください。
防犯を強化しましょう。どれほど魅力的なサービスを提供できても、セキュリティに不安があると、顧客に敬遠されてしまいます。
防犯強化の事例は以下のとおりです。
また、完全に無人でコインランドリーを経営をする場合、洗濯機・乾燥機にロック機能をつけると、防犯に効果的です。
決済方法は地域性に合わせることが大事です。無人経営を開業する際は、エリアに見合った決済方法の設備導入を行います。
たとえば、高齢者が多い田舎であれば、現金決済が主流なため、キャッシュレス決済を導入すると利用してもらえない可能性があります。上記の場合、無人レジであってもキャッシュレス決済対応のみではなく、現金決済にも対応したレジを準備が必要です。
また、無人レジを導入した直後は、使い方を理解していない顧客が多いです。店内の様子をこまめに確認し、即座にスタッフが対応できる体勢をとるとよいでしょう。
導入費・維持費をしっかりと算出すると、経営を成功に繋げられます。無人経営の大きな課題は、設備の導入費用・リース料金などのコストがかかることです。
無人経営は専用レジ・監視カメラが必要となるため、出費が高くなるので、自己資金・店舗の売り上げなどを算出し、経営を圧迫しない範囲で購入・リース可能な設備を選びましょう。
メーカーごとで製品のスペック・費用が違うため、各社の製品を比較して選ぶことがおすすめです。
以下より、詳しく解説します。
コインランドリーは、無人経営の代表といえるでしょう。ほとんどのコインランドリーは無人で経営が行われています。
初期投資するものは以下のとおりです。
コインランドリーの特徴は、住宅街に開業すればリピーターが確保しやすく、安定した収入を得られます。コインランドリーは無人経営の中で最も普及しているため、収益の予想がしやすいところも利点です。
トランクルームとは、屋内・屋外のスペースを荷物置きとして、レンタルできるサービスです。ビル内にある屋内タイプ・コンテナを利用した屋外タイプがあります。
トランクルームは無人経営・有人経営ともに存在しますが、無人経営では顧客が荷物の出し入れを行います。初期費用は、土地の費用が約400万円ほど〜約500万円ほどで、コンテナ本体は約100万円ほどが一般的です。
外貨両替機とは、外国の通貨(外貨)を日本円に両替する機械です。完全に無人経営できるところが特徴といえます。
外貨を日本円に両替するときの両替手数料が利益となり、手数料は約7%ほど〜約8%ほどが相場です。完全に無人運営できて、管理費があまりかかりませんが、利用者数は外部環境に左右されるので、旅行客数減少の影響で収益が不安定になることがあります。
24時間ジムとは、スタッフが常駐せずに運営するジムを指しますが、近年では顧客満足度向上のためパーソナルトレーニングを取り入れるジムも増えています。深夜帯・早朝であっても運営可能で、無人または少人数で経営可能なため人件費を抑えられるところが魅力です。
24時間ジムの初期費用は広さ・設備によりますが、約8,000万円〜1億円ほどかかります。とはいえ、自身のライフスタイルに合わせてトレーニングできる環境を望む方が増えたことにより、ニーズが高まっている傾向にあるため、将来的に大きな収入を得られる可能性がある事業といえるでしょう。
無人経営での開業を検討している方向けに無人経営とは何か、無人経営にはフランチャイズがおすすめな理由、フランチャイズに加盟して無人経営をするメリット・デメリットなどを解説しました。
フランチャイズに加盟して無人経営すると、受付・レジ業務の混雑が回避できたり、人為的なミスが発生しづらくなったりと多くのメリットがありますので、興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。