◾︎AIを使う次世代型女性専用フィットネスクラブが話題に!
わずか4年で110加盟を突破した
今、注目のビジネスモデル。
ATカンパニー株式会社
ATカンパニー(株)は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発
現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。
※本レポートは前代表の浅野が講演した内容を書き起こし、修正加筆したものです。
●マーケットを選定する4つのポイント
ここで、まず一番最初の視点になる、「伸びているマーケットの選定」はどのように行えばいいのでしょうか。
いってみれば、時流を掴むことであり、それはマーケットの流れを掴むことなのです。このマーケットの流れを掴む際のポイントは4つあります。
これ以外にもいくつも視点はありますが、大まかにマーケットを掴むなら、この4つを使えば、大きく外れることはないでしょう。
超人的な嗅覚がある社長さんは、このようなことを考えなくても当ててしまうものですが、論理的に進めた場合はこうなります。
1.人口動態の変化を嗅ぎ分ける
最近よくいわれることですが、ドラッガーが50年前からずっと言っていたことです。
それは、「人口動態の変化」です。私は今39歳なので、30年経てば、当然69歳になります。
このように、人口ボリュームゾーンというのは、時間が経てばそのまま形を変えて動いていくものです。
これは絶対に揺るぎない事実です。
我々は第二次ベビーブーム世代なので、その第二次ベビーブーマーの方々が、今40歳くらいになります。
20年経てば、そのまま60歳になるというのは、絶対に変わらない事実です。
このことを考えながらマーケットを見ていきましょうというわけです。
今は高齢化社会ですが、人口動態から見れば、一旦高齢者の方が減り、また増えるわけです。
そんな人口の構成図というのは、絶対に予測できる未来です。
2.世帯構造の変化
二つ目は、「世帯構造の変化」です。今、一人世帯が増えています。
最近のことですが、例えばスーパーなどへ行かれたら分かると思いますが、ポーションがどんどん小さくなっています。
10~20年前は、大型ポーションばかり売っていましたが、だんだん小型のポーションに変更されています。
なぜかといえば、世帯構造が変化したからです。
これもデータ的に見ていくことができますし、将来的にどんな構造になっていくのかというのは、容易に予測ができます。
3.流通構造の変化
三つ目は、「流通構造の変化」です。
流通構造の変化というと、先ほどの「製造(メーカー)・卸・小売」などのお話にも関係しますが、インターネットが最たる例です。インターネットでは、中抜きによって商品やサービスの届け方が変わりました。
そこにビジネスチャンスが生まれ、一気にインターネット上で成長する企業が増えています。
少し前であれば、保険の窓口販売ができるようになった際に、「来店型保険ショップ」というものが出ました。
これも流通構造を変えた例です。流通構造を変えるということは、商品の届け方を変えるということです。
これまで保険は営業マンが通ってきたり、喫茶店で話したりなど、営業マンがアクティブにアプローチしていましたが、「来店型保険ショップ」が出たことによって、“待ちの営業”に変わったというわけです。
サービスの届け方が“家に来てほしくない人々が、自分が欲しいと思ったときに行く”というスタイルに変わったんです。
こうして流通構造が変わったときに、新しいサービスが生まれます。
4.法律の改正
最後は「法律の改正」です。
「放課後等デイサービス」は、まさに法律の改正によって生まれました。
3年前の法律改正によって、民間開放に。
今まで社会福祉法人や一部の団体しかできなかったものに、民間から入ってきてもいいですよ、と国が推進するようになりました。すると、報酬感などが高いわけです。法律の変化に、今参入すべきであることを教えてくれるのです。
このように、ビジネスチャンスを掴むような変革は、実は、大まかには色々なところで見えてくるのです。
もしくは今、検討されているビジネスがどのような変化をもたらそうとしているのかを、まずは見ましょう、ということが、我々からのご提案です。
失敗しないフランチャイズビジネスの選定ポイントは「経営戦略」の2つの視点で見ることにあり Vol.3 に続く